認知症の介護をする側にとって、お漏らしされてしまう…
とてもつらいですよね。
家族の介護者にとって深刻な問題です。

その時、どう行動すればよいか。
その選択を迫られる時期は、突然やってきます。

今回はトイレを失敗しがちになった親に対してオムツを勧めるリスクについて調べてみました(^^)/

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お漏らしする母に振り回される!

介護 オムツ リスク
いくら大好きな親だからと言って、排泄物の処理をするとなると本当に疲れてウンザリしますよね。
相手は、とにかく情け容赦なくやってくれます。

臭いも取れにくいし、洗濯や掃除、心の休まる時がありません。

まして、本人が納得いかず、オムツをつけることに抵抗したりすると
介護する家族としてはいろいろなサイトを見て、

尿漏れパットから始まり、紙パンツへ移行。
そして、最終的にはテープを止めてつける紙オムツ

というコースを歩むことになります。

そんな時、スパっとオムツにしてもらった方が介護する側にとって楽になるような気がしますが、
実は、オムツこそがその後の介護をより一層大変にしてしまう大きな落とし穴になるんですって。

頻繁なお漏らしする親への対応 オムツにしていいの?

介護 お漏らし 予防
オムツって簡単に決めないでほしいんだ。

オムツを当てられる側のプライド

介護のQ&Aサイトを見ても介護者の負担をねぎらい、紙パンツや紙オムツをつけることを勧めるところが多いように思います。

でも、オムツを当てるということは、認知症であってもお年寄りにとって、受け入れがたいほどのショックであり、お年寄りのプライドをズタズタにしてしまうことになります。

タンスから出てくる汚れた下着

よく聞く話で、粗相をしたお年寄りがその下着を汚れたままタンスに隠していた。

それを発見した家族は、大激怒。
ついつい責めてしまうという流れです。

認知症のお年寄りは普通にプライドがあって、粗相をして一番戸惑っているのは本人なのです。

そのためお漏らしをしたという事実を家族に知られたくない、
そんな自分を認めたくないという葛藤の表れが汚れた下着を隠すという行為なんですね。

一気に認知症が進むことも

お漏らしをしたことを家族以上にショックを受けてている本人に
「オムツをしてほしい。」

と伝えるとつらすぎる現実を突きつけられたことになります。

そんな時、人はどうなると思いますか。

若い人でも、ショックで言葉が一時的に出なくなったり、記憶が飛んだりすることもありますよね。

私も20代の頃、あまりの怒りに1週間ほど声が出なくなったことがあります。
(目の前のことを意識できても、それに対して心が動かない状態)

それくらい、身体は反応するんです。
多分、脳を守る行為なんでしょうね。

お年寄りの場合、そんなつらい現実を突きつけられたら
一気に認知症が深くなってしまうことがあるんです。

オムツを当てたことがきっかけで認知症が深くなり、全面的な介助が必要になるケースがとてもとても多いのだそうです。

オムツをするまでは、元気に歩き回って身の回りのことにもある程度できていたのに、どうして突然こんなことになってしまったのか。

頭を抱え込んでいる介護者が全国に数多くいるそうです。

介護する家族の側の心の健康、負担を軽くすることが重視されていますし、
マスコミで流れる尿漏れパットや紙オムツの明るいCMなどを目にすることは多くなっています。

でも、その明るいイメージに惑わされないようにしたいものです。

「自意識もプライドもあるお年寄りに、オムツを当てるというのはそれほどまでに本人を傷つけることなのだ。」

とまずは理解することが大切になるでしょう。

また、自分で尿意を認識し、トイレに行ってパンツを下ろすまで我慢するという一連の動きは脳が行っていますよね。

その脳の働きを麻痺させないよう少しでもその機能が残っているのなら、またその機能を盛り返してもらえるようになったらいいですよね。

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お漏らしを予防するためには?

介護 お漏らし 予防
まずはお漏らし予防策をお願いしたい!

今まで書いてきたように、
認知症であってもオムツを当てない生活をなるべく長く続けることが元気の秘訣になります。

とは言っても、
排泄物の処理は家族にとっても大きな負担になります。

なのでここでは、まずは排泄物の処理について考える前に、トイレの失敗を減らすことを考えてみましょう。

トイレに行くタイミングをすべてお年寄りに任せない

健康な大人なら、
トイレに行くタイミングは自分で決めることができますよね。

でも、お年寄りはその判断が間違ってしまうので
間に合わなくて、漏らしたり、あるいは、トイレでないところをトイレと間違えて粗相をしてしまったりということになります。

なので、失敗を減らすために、就寝前、寝起き、食後など出やすいタイミングで頻繁にトイレに誘うように心がけてみましょう。

簡単なことですが、家族でもこれをやってない方は多いです。

これを意識するだけでかなりお漏らしを減らせるはずです。

私が以前、働いていたデイサービスでは、食事の前後に声掛けをしていました。

やはり、大事なポイントなのだと思います。

でも、
別の意見になりますが、膀胱にある程度おしっこが貯まってそれを我慢するのも人間の能力です。

頻繁にトイレに行き、小出しにしすぎるのも、頭で尿の出方をコントロールすることをさえぎることになるような気もします。

なので、
少し、尿意を我慢ができるようになったら、様子を見ながら声掛けの感覚を調整するのもありかもしれません。

汚れた下着を隠されないために

汚れた下着を隠されると本当に目も当てられないということになってしまいますよね。

きれいな洗濯物も全部洗う羽目になってしまいます。

そうならないためには、日頃からトイレの失敗は気にしてないように振る舞ってなるべく本人が隠さずに出せる雰囲気を作ることも大切です。

このへんは介護する側の度量の上げ方にかかってくるとは思うのですが。

例えば、
蓋つきのバケツなどを用意して
「万が一、おしっこが間に合わずに下着を汚してしまったら、タンスになど入れずにここに入れといてくださいね。」

と言うとよいのかもしれません。

もちろん、粗相をされないのが一番なのですが、お年寄りの心が傷ついて心を固めてしまうと
もっと認知症が進んでしまう可能性があるんですよね。

だったら、現状をまず認めてあげることがお互いのためのような気がします。

まとめ

なかなか認知症になった人からの声は聞こえてこないので、

「ワシは、このことをきっかけに一気に認知症が進んだわい!」

などという声を聞ける機会はありません。

だから、視線の異なる介護の専門家の本を読んでみることもお勧めですよ。

そして、失敗続きで介護者の介護疲れが限界に達する前に、デイサービスやショートステイなどの
介護のプロに頼るということ必要なこともあるでしょう。

参考文献:『在宅介護応援ブック 認知症ケアQ&A』 三好春樹 著

 

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