今は、買う人も多いおせち料理ですが、家族の年中行事として、手作りすると、やはりお正月の達成感が違います。
おせち料理の基本の構成や内容を知っておいた方がお客様のおもてなしにも自信が持てますよ。

スポンサードリンク

おせち料理の内容や構成は?

おせち料理の基本の組み合わせは
『祝い肴三種(三つ肴・口どり)』
『煮しめ』
『酢の物』
『焼き物』
となっています。

それぞれを三段か五段のお重に詰めていきます。

昔は五段重が主流だった

昔から伝わるおせちは五段の重が主流でした。
家族も多く、おせちを食べる日数も多かったから
しっかりたくさん、詰めたんでしょうか。

■一の重→『祝い肴・口取り』
■二の重→『酢の物』
■三の重→『海の幸が中心の焼き物』
■与の重→『山の幸が中心の煮物』
■五の重→『空重』※来年こそは一杯に詰められるようにという重or『控え重・家族の好物』※おせちを詰めたり、家族の好きなものを詰める重

ひかる・スタンダードコース

五の重の存在意味がすごく粋ですね。

三段重ねの場合

我が家でも三段重なんですが、今はこちらが多いのではないでしょうか?
その場合は次のような構成になります。
【一の重】→祝い肴・口取り

まず、ここでお屠蘇を飲むときの祝い肴とお酒が飲めない子どもたち向けに
甘い料理、(栗きんとんやかまぼこ)などを中心に詰めます。
本来は3品~9品の奇数に盛り合わせられます。

口取りとは食膳の初めに吸い物と一緒に出す料理のこと。

黒豆、数の子、たたきごぼう、田作り、栗きんとん、紅白かまぼこなど
はなやかに盛り付けましょう。

【二の重】→酢の物・焼き物

 

酢の物を盛るのが正式な詰め方です。現在は、おせちのなかでもごちそうとされる焼きものも盛るようになりました。なます、酢だこ、数の子、酢れんこん、なると巻き、ぶり・鮭、エビの焼き物などを盛ります。

出典:『おせち料理のウンチク、めでたい食材の採用理由など』|RICOH Communication Club 経営に役立つ情報発信サイト

紅白なますの千切りなど大変ですが、
この時ばかりは、包丁をきっちり研いで、美しく繊細に切りたいものですね。

鯛の塩焼きを入れるおうちもありますね。
お頭つきにこだわらなくても、切り身の鯛でも存在感はありますよね。

鯛の立派な薄桃色の皮など、愛でるのも嬉しいものです。

定番3品は、7品は?

定番3品

手作りのおせちは初めてで、これから少しずつ手作りしたいと思っている方。

または、忙しくて市販のものに頼りがちだけど、ほんの少しでもお手製のおせちを家族に食べさせたいと思っているなら、この3品を作ってみましょう。

有元葉子さんのおせちの本で、紹介されていたものです。
初めての年、私もこの順序で手作りしてみたら、負担にならずに、家族に喜ばれましたよ。

  1. 黒豆
  2. 数の子
  3. 田作り

黒豆もシワにならないようにと思うから、気を遣いますが、
しわが寄って、キシッとした食感のものが私は好きです。
(ただし黒々とした艶は大事です。)

気楽に作ってみましょう。

数の子も必要に応じて、塩抜きして、薄皮むきは家族の誰かに手伝ってもらえたとして、あとはダシ汁に漬け込むだけ。

田作りも今はナッツを入れたりしてアレンジできますよね。
我が家ではくるみを入れたのが好評ですよ。

これらを四角いお皿に少しずつ盛って出してみてください。
元旦の寿ぐ気分が十分味わえますよ。

7品作るなら

上の3つに加えて、

  • 昆布巻き
  • 栗きんとん
  • たたきごぼう
  • 伊達巻き

を加えます。

これができればもうおせちの中級者だと有元葉子さんはおっしゃっていました。
この基本を守りつつ家族にあった新作おせちなど、少しづつレパートリーを増やせたらいいですね。

それから、栗きんとんなど12月半ばを過ぎてから作って冷凍できるものもあるので、
年の瀬押し迫ってから、全部をバタバタ作らなくてもいいんですよ。

時間の工夫次第で、気分の上がるおせち作りになるので、挑戦してみてくださいね。

食材の意味や由来は

その年一番にいただくお料理、おせち料理。
どの食材も意味やお願いのオンパレードです。

では、行きますよ~。

黒豆:
黒は邪除けの色とされていて、黒く日焼けするほど『まめ』に働けますようにという意味を込めた、丈夫・健康(無病息災)を意味する食材です。

数の子:
魚のにしん=二親から多くの子が出るのでめでたいと古くからおせちで食べられた品です。
子宝と子孫繁栄を願った一品です。
金色の色が鮮やかでハレのお料理にぴったりです。

たたきごぼう:
土の中に根を張るごぼうは、『細く長く幸せに』と願い食べられる一品。
幸せが長く続きますようにと願いを込めて作りましょう。

田作り:
小さくても尾頭付きの縁起物です。
五穀豊穣の願いを込められた田作り。
小魚を田畑に肥料として撒いた事から由来しています。
小さくてもお頭付きという事から豊作を願って、
縁起物として食べられます。
ごまめとも言われるので、
まめに働けるようにということも含まれていますよ。
小さい姿に、命をいただくことを感じますね。

栗きんとん:
黄金色をキラキラした財産に例えて豊かな年を願う料理。

栗は日本各地でとれるポピュラーな果物です。
山の幸として『勝ち栗』と言われ縁起がよいものとされています。
豊かさと勝負運を願って食べられます。

私が嫁いだ頃、栗きんとんのさつまいもの部分が食紅でブルーに染まっていたんですよ。
驚きました!
その後、嫁(私)が金色に戻させてもらいましたが、栗きんとんはやはり黄金色ですよね(^_-)-☆

紅白かまぼこ:
かまぼこは見た目が日の出に似ていることからおせちに用いられます。
赤は魔除け、白は清浄を表し紅白の色が縁起がいいとされています。

紅白の色を見て、おめでたさを感じるのは、日本中、共通かな。

蓮根:
穴が多い蓮根は将来の見通しができるという意味があり、縁起物として食べられます。
蓮根を食べながら、家族の成長に合わせて、将来の見通しのお話を交えるのもいいですね。

海老:
海の老いと書いて海老。
まさしく、腰が曲がるまで長生きできるようにと願い食べられる、お正月の縁起物です。
海老は脱皮することから生命の更新を意味し、出世を願うものとされていますよ。
海の幸をいただくという気にさせるその姿にいつも感謝の心がわいてきます。

鯛:
『鯛』は名の通りおめでたいという語呂合わせからおせちに入れます。

関西の「睨み鯛」というのをご存知ですか?
三が日は箸をつけない尾頭付きの鯛焼きを重詰めする風習なのだそうです。

日を追うごとに組み合わせが少しづつ乱れていくお重の中身。
鯛のにらみはありがたいですね。

煮しめ:

おせち料理は、季節の野菜の煮しめがその始まりと言われています。三の重には、筑前煮、野菜の煮しめなど季節のおいしい野菜をふんだんに使った煮物を盛ります。
出典:『おせち料理のウンチク、めでたい食材の採用理由など』|RICOH Communication Club 経営に役立つ情報発信サイト

野菜を一緒に煮ることから、家族みんなが仲良くいられるという意味が込められています。
飾り切りで数倍、はなやいだ演出ができますよ。

煮物には、家族に対しての理想のビジョンが描かれていたんですね。
私も知らなかったです。
今年の煮物は、それぞれの素材の存在を意識して味わってみます!

昆布巻き:
『よろこぶ』の意味を込めた昆布巻は、お正月の鏡飾りにも装飾されている『一家発展』の健康長寿を願う縁起物です。
昆布巻きは伊達巻と同じく巻物(書物)に似た形から勉学向上!という意味もあるそうです。
だから、四角い塩昆布を入れていては、意味が半分しか表現できてないってことですね。

巻物がイメージできるようにちゃんと巻いてなくちゃ。
…となるとやはりかんぴょうで巻き止める方が、それらしいかしら。

いつも爪楊枝などを使ってたんですけどね。

金柑:
金柑の「ん」=「運」に通じ、運を重ねるという意味があります。
また、財宝の『金運』としての意味もあります。

コロコロした形がいかにも円満なイメージですよね。
種を竹串でほじくる作業もまたおせち作りの楽しさですね。

スポンサードリンク

まとめ

日本の場合、神様などの信仰の対象があやふやですよね。
でも、畏敬の念を持つことは、とても大切だと思うんですよね。

おせち料理のお重の中には、昔からの日本のそんな思いが詰まっています。
絶好のよい機会なので、是非、由来をかみしめがら、いただきたいものです。

こちらの記事も読まれています。

おせち料理の意味や由来を子ども向けにご紹介!重箱に詰めるのはなぜ?

スポンサードリンク